砂の器

「砂の器」松本清張の原作と歴代ドラマの違いを検証!時代と共に変化

投稿日:2019年3月18日 更新日:

この記事では『砂の器』の原作や、歴代ドラマの違いについて紹介します。

昭和の推理小説の代表作として知られている『砂の器』。

3月28日夜9時にフジテレビ開局60周年記念ドラマとして放映されます。

過去には何度もドラマ化や映画化が行われましたが、それぞれ時代に合わせたストーリーで放映されました。

では、早速『砂の器』の原作や、歴代ドラマの違いをご覧ください。

 

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『砂の器』の原作は?ドラマのあらすじは?

 

まずは『砂の器』の原作と、ストーリーを紹介します。

 

『砂の器』の原作は?

『砂の器』は、松本清張さんが書いた長編推理小説です。

1960年5月17日から1961年4月20日に渡り、読売新聞夕刊に掲載されました。

松本清張さんは1958年発表の『点と線』や『眼の壁』を発表し、松本清張ブーム、社会派推理小説ブームを巻き起こしました。

松本清張さんの代表作といえば『砂の器』もそうですが、『ゼロの焦点』も有名です。

なお、『ゼロの焦点』は1961年、2009年に映画化され、何度もテレビドラマ化されています。

 

『砂の器』の原作ストーリーは?

5月12日の早朝、国鉄蒲田駅操車場で男の死体が発見された。

聞き込みの結果、被害者の男は蒲田駅近くのトリスバーでもう一人の男と話し込んでいたことが判明した。

被害者の男は東北訛りがひどく、会話の中で「カメダ」という言葉を連発していた。

警視庁捜査一課の巡査部長の今宮栄太郎は秋田県に羽後亀田駅があることを発見。

現地の警察から不審な男がうろついているとの情報を得た今宮は後輩の吉村弘と一緒に羽後亀田に聞き取りに行く。

だが、聞き取りの結果は芳しいものではなかった。

東京へ帰ろうとしたとき、和賀英良をはじめとした話題の若手文化集団「ヌーボー・グループ」のメンバーが人々に囲まれている姿を発見した。

殺人事件の捜査は行き詰まっていたが、被害者の名前が「三木謙一」と分かった。

養子の三木彰吉は岡山県在住。

彰吉は「親父が東北弁を使うはずがない」と言い張ったため、今宮は困惑した。

やがて出雲地方でも東北地方と似たような方言を使うことが分かり、調べていくと「亀嵩(カメタカ)」という駅があることが分かった。

そんな中、第2、第3の殺人が起こった。

また、「ヌーボー・グループ」の人間関係にも微妙な変化が生じていた。

そんな中、今宮は犯人につながる有力な手掛かりを得る。

 

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『砂の器』の過去のドラマのストーリーは?

 

過去に何度も映画化やドラマ化された『砂の器』。

原作は今のJRが「国鉄」として登場し、また、新幹線もないなど、背景が現代とは大きく異なっています。

そのため、原作と異なり、時代に合わせた設定で放映されたドラマも多くあります。

それでは、歴代ドラマのあらすじを見てみましょう。

 

1962年ドラマ

最初のドラマはTBSで放映されました。

警視庁捜査一課巡査部長の今西栄太郎を高松英路さん、吉村弘を月田昌也さん、和賀英良を夏目俊二さん、関川重雄を天知茂さんが演じました。

このときは原作に沿った形でドラマ化されています。

 

1977年ドラマ

フジテレビに1977年に放映されました。

なお、原作者の松本清張さんが亡くなった1992年には追悼ドラマとしても放映されました。

警視庁捜査一課巡査部長の今西栄太郎を仲代達矢さん、吉村弘を山本亘さん、和賀英良を田村正和さん、関川重雄を中尾彬さん、本浦千代吉を坂本長利さんが演じました。

ドラマでは事件発生が放映時に近い「1974年」に、本浦千代吉の病気が原作では「ハンセン病患者」でしたがドラマでは「精神疾患」に変更されて放映されています。

 

1991年ドラマ

テレビ朝日で1991年に「松本清張作家活動40年記念各局競作シリーズ」で放映されました。

警視庁捜査一課巡査部長の今西栄太郎を田中邦衛さん、吉村弘を伊原剛志さん、和賀英良を佐藤浩市さん、関川重雄を船越栄一郎さん、本浦千代吉を高橋長英さんが演じました。

このドラマでは、本浦千代吉が「ハンセン病患者「から、「犯罪を犯したためにお遍路を装って息子と一緒に旅を続け、亀嵩の駐在巡査だった三木謙一に意を決して自首する」という設定に変更されました。

 

2004年ドラマ

TBSの「日曜劇場」の枠でで放映されました。

このときは中居正広さんを配した和賀英良を主役として放映されました。

なお、準主役の松雪泰子さんは、劇団「響」の舞台役者・成瀬あさみというドラマオリジナルのキャラクターで登場しています。

このときは、和賀英良と本浦千代吉親子の放浪の理由が、「集落の中でダム建設に賛成票を投じたという言われなき理由で村八分に遭い、妻が病気になっても集落の医師に診てもらえず死んでしまったため、村中の家を放火して26人を殺害」という設定に変更されています。

この設定変更に伴い、三木謙一の配慮で本浦千代吉は大阪で逮捕され、公判中に不治の病に倒れ、秋川医療刑務所に収監されているという内容でした。

また、和賀英良(本浦秀夫)は父がいなくなった後に亀嵩から長崎に逃亡。

長崎の孤児院にいた際、近くの同級生の一家が水害で全員亡くなり、それに乗じて和賀英良になりすましたという設定となっています。

 

2011年ドラマ

テレビ朝日で特別ドラマとして2夜連続で放映されました。

このときは玉木宏さんを配した吉村弘を主役として放映されました

時代設定など、基本的に原作に沿った形でストーリーが描かれていますが、中谷美紀さん演じた毎朝新聞記者・山下洋子など、オリジナルキャラクターが登場しています。

また、本浦千代吉親子の放浪の理由が「殺人容疑で逮捕。証拠不十分で釈放されたものの村人からの疑惑の目に耐えられず、放浪の旅に出た」となっています。

 

2019年ドラマ

「フジテレビ開脚60周年記念ドラマ」として3月28日に放映されます。

このドラマでは東山紀之さん演じる警視庁捜査一課の刑事・今西栄太郎を主役としています。

また、設定を「2018年のハロウィーン当日の渋谷で撲殺殺人が起こった」と、かなり現代に合わせたものとなっています。

 

「砂の器」のちょっと裏側★

 

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「砂の器」原作は?歴代ドラマのあらすじは何が違うのか検証!まとめ

 

この記事では『砂の器』の原作や、歴代ドラマの違いについて紹介しました。

昭和を代表する長編推理小説作家・松本清張さんの代表的な作品であり、数多くドラマ化されています。

また、設定は放映時の時代背景に合わせて少しずつ変えています。

3月28日放映のドラマでは「2018年のハロウィーン当日の渋谷」を舞台と、かなり現代にアレンジされています。

現代に合わせてどのように『砂の器』が描かれるのか?

放送が楽しみです。

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