2021年10月29日に、「長崎市恐竜博物館」がオープンします!
恐竜を中核とした長崎の歴史や魅力について、子どもから大人まで楽しめる施設になる予定です。
今回は、「長崎市恐竜博物館」についての情報をまとめています。
Contents
「長崎市恐竜博物館」とはどんな博物館?
そもそも、なぜ長崎に恐竜なのかと思われた方も多いのではないでしょうか。
実は、恐竜と長崎には密接な関係があったのです。
「恐竜」という名前を付けたのはなんと長崎人
わたしたちが当たり前のように使っている「恐竜」という言葉ですが、この名前を付けた人が長崎にいたそうなのです。
横山又二郎 (1860年~1942年) 長崎出身の古生物学者
横山又二郎は、出島の阿蘭陀通詞の息子として長崎に生まれました。
その後、東京帝国大学(現・東京大学)の教授になり、日本の化石研究の基礎を築き、今では「日本の古生物学の父」と呼ばれています。
今でも使われている古生物学用語の多くは横山教授が訳した言葉で、「恐竜」も、イギリスで名付けられた「Dinosauria」を「恐竜」と訳したものが、広く知られるようになりました。
ちなみに「Dinosauria」は直訳すると「恐ろしいトカゲ」という意味になります。
大昔、長崎には恐竜がいた?
長崎市恐竜博物館ができる予定の野母崎地区をはじめとする長崎半島には、8,100万年前の恐竜の時代の地層があることが分かっています。
「三ツ瀬層」と名付けられたそこは、日本国内でも有数の化石産地として研究者たちの注目を集めており、様々な種類の恐竜、翼竜などの化石が発見されているのです。
過去には10m級のティラノサウルス科の化石が、長崎半島で発見されたこともあるそうです!
古代の日本はジュラシックワールドのような世界だったのか、などと、色々想像すると面白いですね!
「長崎市恐竜博物館」のできる場所はどこ?
長崎が恐竜と縁が深いことは分かりましたが、長崎市恐竜博物館ができる場所はどこなのでしょう?
「長崎市恐竜博物館」は野母崎にオープン!
引用:公式サイト
長崎市恐竜博物館は、野母町の野母崎総合公園水泳プール跡に開館することとなっています。
施設概要
所在地:長崎市野母町568番地1(野母崎田の子地区)
総事業費:約21億円(予算ベース)
構造:鉄筋コンクリート造(一部2階建)
入館者数見込み:年間約12万人
博物館の敷地面積は約4,400㎡、延べ床面積は約2,500㎡を計画しています。
長崎のもざき恐竜パーク整備イメージ
引用:公式サイト
長崎市恐竜博物館ができる予定の「長崎のもざき恐竜パーク」には、こども広場や多目的広場、恐竜パーク体育館、軍艦島資料館・インフォメーションセンターなどがあり、家族みんなで学び、楽しめる施設となっています。
「長崎市恐竜博物館」の進捗状況
公式サイトでは、博物館が今どのくらい完成しているかの様子を見ることができます。
引用:公式サイト
こちらは、2020年12月23日時点の写真です。
どのくらい完成しているかが見られるのは良いですね!
「長崎市恐竜博物館」の展示内容はどのようなものになる?
外側は分かりましたが、長崎市恐竜博物館の内側である展示風景は一体どのようなものになるのでしょう。
長崎市ならではの特色のある博物館
引用:公式サイト
長崎市恐竜博物館の基本テーマは、全てのテーマを対象とした「総合自然博物館」にするのではなく、日本国内で初めて発見されたティラノサウルス科大型種の化石など、他の博物館では見ることのできない長崎市産の「恐竜」を中核のテーマとして、石炭ができた時代から現代までの「はるかな過去の長崎」を探し求める、長崎市特有の物語をメインとした特徴のある博物館を目指しています。
ティラノサウルス科大型種の化石を日本で見られることはなかなかないので、それをメインにした博物館が長崎に作られるというのはとても楽しみですね!
最新の学術に基づきティラノサウルスの生きた姿を再現!
引用:公式サイト
常設展示室2階の体験コーナーには、最新の学術に基づき再現された恐竜ロボットが設置されます。
ロボットは、全長約5.7m、全幅約1.7m、全高約2.6m。頭、胴体、指、まぶたなどが動く仕様となっており、鳴き声も出ます。
来館者は視覚と聴覚で恐竜の迫力を体験することができます。
長崎市独自の仕様として、外皮の質感は、トリックスの復元画や最近の学説をもとに、鱗や羽毛などの表皮まで再現されています。
写真を見ただけでもこんなに迫力があるのに、実際のロボットはどんなにすごいものなのか気になりますね!
頭や胴体が動くだけでなく、鱗や羽毛まで再現されているなんて、実物を見たら本物がいるのかと見間違ってしまいそうです。
まとめ
いかがでしたか?
2021年10月29日オープン予定の、「長崎市恐竜博物館」について紹介させていただきました。
日本ではあまり今までになかったタイプの長崎市産の恐竜を中核のテーマとした博物館。
完成を楽しみに待ちたいですね。